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しみ抜きのこだわり
しみ(汚れ)とは?
汚れ、シミは、その溶解性から分類すると、次の4種類に大別できます。
- ◇水溶性◇
- 水に溶ける汚れ。
- 汗、尿素、果汁、アルコール、タンパク質、糖類、デンプン、塩など。
- ◇油性◇
- 溶剤に溶ける汚れ。
- 油脂、皮脂、機械油、化粧品、脂肪酸、鉱物油、ペンキ、グリース、タールなど。
- ◇不溶性◇
- 水にも溶剤にも溶けない汚れ、固形汚れ。
- 泥、粘土、セメント、金属粉、墨汁、煤煙、カビ、細菌など。
- ◇特殊な汚れ◇
- 色素、サビなど。
しみの酸化(変化)のメカニズム
しみは、透明(水溶性・油性)で、乾燥したら分らなくなる汚れと酸素が結合し、酸化作用による変化をしていきます。

さらに、経年変化が進むと汚れが繊維と結びついていきます。
これらのしみ抜き処理(不溶性・特殊な汚れを含む)は、科学的な方法(有料)で、高度な処理技術が必要となります。

染色・補色とは?
黄渇変が進み繊維に食い込んだシミを取り除く場合、生地の染色も壊れてしまう時があります。
シミを除去した後、壊れた染色を足して元の色に戻す作業が染色補正です。
高度な技術と経験が必要です。
取れないシミ・汚れ
経年変化により繊維が脆弱している場合、染色の特に弱い物、木工用ボンド、色素の酸化した物などは、残念ですが取 れません。